ホルマトロ社の新型エントリーツール「T1」は、救助現場での効率性を飛躍的に向上させる多機能ツールです。この「T1」は、一つのツールで6つの機能を兼ね備えており、作業効率を最大化するだけでなく、救助車両の積載スペースや重量の削減にも貢献します。
以下では、「T1」の主な機能とその優れた使用方法について詳しく解説します。
新型エントリーツール「T1」の主な機能と特徴
「T1」は以下の6つの機能を一つにまとめたオールインワンツールです:
- カッター:鉄筋やチェーンなどの切断が可能
- ウェッジ:隙間を作るための初動ツール
- ラム(油圧押し広げ):ドアや物体の押し広げに最適
- スプレッダー:重い扉の拡張作業を簡単に
- ハンマー:最終的な破壊や打撃作業をサポート
- リフティング:重量物を持ち上げる際に使用
この多機能性により、現場での迅速かつ柔軟な対応が可能になります。
使用シーンと具体的なメリット
1. 内開きドアの破壊作業
通常2人が必要な内開きドアの破壊作業も、「T1」を使えば1人で完了します。
作業の流れ:
- まず、ウェッジでドアの隙間を作成。
- 隙間にスプレッドチップを差し込み、ドアを拡げます。
- 最後にハンマーヘッドで完全に開放します。
ポイント:高出力の伝達機構により、体力を温存しつつ迅速な作業が可能です。
2. 特殊金属の切断と拡張作業
特許取得済みの切断・押し広げ機構を搭載し、そして一度の操作で切断と拡張の両方を実現します。
- 対応可能な金属:直径18mmまでの鉄筋やチェーン、南京錠など。
- ブレード交換:簡単に交換可能で、長期間の使用にも対応。
3. 重量物の持ち上げ作業
最大32.85 kN(7,419 lbf)の荷重保持能力があります、つまりコンクリート板やコンテナの持ち上げ作業を安全かつ効率的に行えます。
新型エントリーツール「T1」の導入で得られる効果
- 効率化:1つのツールで幅広い作業をカバーし、ツール交換の手間を削減。
- スペースの節約:複数のツールを1つに統合し、救助車両の積載効率を向上。
- 安全性の向上:油圧機構により体力の消耗を抑え、現場作業の負担を軽減。
「T1」は多機能で便利だけど、万能だからって油断せずに、現場の状況に合わせて使うのが一番大事。そして道具を信頼しつつも、自分の判断力も大切にして、安全に作業してね!
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