アリゾナボーテックス:イコールトライポッド

ロープレスキュー

アリゾナボーテックスは、多くの構成が可能な人工の高方向装置です。今回はその中でも最も基本的な構成であるイコールトライポッドの組み立て方法について詳しく説明いたします。

1. ヘッドの組み立て

トライポッドを作るためには、まずヘッドを組み立てる必要があります。このヘッドは三脚の安定性を保つ重要な部分です。まず、青いAフレームジョインターとオレンジのモノポッドピースを取り出し、これらを組み合わせて三脚のヘッドを作ります。ヘッドピンは32,000ポンド(約15,000キログラム)の耐荷重があり、両端にはボールディテントが付いています。このピンのボタンを押して両側に挿入することで、ヘッドの最初のステップが完了します。このヘッドはトライポッド全体の安定性と耐久性を確保するための重要な役割を果たします。

2. 脚の配置

次に、三脚の脚を取り付けます。まず、アウターレッグをボーテックスのヘッドに取り付けます。ボルテークスのヘッドには3つのインデックススロットがあり、脚にはインデックスピンがあります。このピンをスロットに滑り込ませ、3箇所のいずれかの位置に穴を合わせます。インデックスピンは18,000ポンド(8,000キログラム)の耐荷重があります。このようにして、脚をしっかりと固定することで、三脚の安定性を高めます。

3. 脚の高さ調整

脚の配置が完了したら、次に脚の高さを調整します。アウターレッグ2本とインナーレッグ1本を取り出し、地面に置きます。脚には最大高さを示すラインがあり、このラインに沿ってピンを挿入します。これにより、三脚の高さを調整することができます。
そして、インナーレッグを最初のアウターレッグに取り付けます。

4. フットの取り付け

最後に、ボーテックスのフットを取り付けます。ラプターフットの基部には複数の穴があり、ピンを挿入することができます。他端にはハブルストラップ用の2つの穴があります。このスロットにはチェーンを挿入することができ、これにより三脚の安定性をさらに高めます。特に重要な部分は先端で、カーバイドチップが取り付けられています。このカーバイドチップは、六角レンチで固定されており、ナットを緩めて120度回転させると、新しいカーバイドチップと交換可能です。

5. 引き上げシステムの取り付け

次のステップは、引き上げシステムを取り付けることです。プーリーシステムをセットアップします。スペースが限られていて、最大リフト高さが重要なので、プーリーのヘッドからカラビナを取り外し、アリゾナボーテックスのピンに直接取り付けます。このピンは32,000ポンドの耐荷重があり、十分な強度を持っています。

6. ホブルストラップの取り付け

最後に、ホブルストラップの取り付けです。合計3本のストラップがあり、それぞれの脚に取り付けます。これらのストラップの設計は、圧縮時に装置が揺れないようにするためのものです。最終的な構成では、アリゾナボーテックスが等辺三角形の形にセットアップされます。

これでアリゾナボーテックスの基本構成であるトライポッドの組み立てが完了です。各ステップを丁寧に行うことで、安全かつ効率的に使用することができます。

参考動画

コメント

タイトルとURLをコピーしました