切断指とは?
切断指(せつだんし)とは、外傷により指が完全もしくは部分的に切断された状態を指します。工場での機械作業や交通事故、スポーツ事故などで発生することが多く、特に工場でのプレス機や切断機による事例が多数を占めています。
- プレス機に指を挟んで切断
- 手袋が機械に巻き込まれて指が切断
このような労働災害は誰にでも起こり得る重大事故です。
応急処置の基本
切断指の事故が発生した場合、まずは出血のコントロールが最優先です。
- 圧迫止血:清潔なガーゼを傷口にあて、包帯で強く圧迫します。
- 冷却:腫れや出血を抑えるために冷やす。
- 迅速な搬送:ただちに救急搬送し、専門医の治療を受ける。

※腕や足が切断された場合も同様の処置が必要です。
切断された指の保存方法
再接着の可能性を高めるためには、切断された指の扱い方が非常に重要です。
- 湿らせた清潔なガーゼやサランラップで包む
- ビニール袋に入れて密閉
- そのビニール袋を氷水を入れた容器に入れる
※指そのものを直接氷水に浸さないこと。細胞が破壊され、再接着が不可能になります。

通常の整形外科では指の接合は出来ません。救急隊はその事を理解して病院選定をしてください
再接着が可能となる条件
切断指の再接着には以下の条件が大切です。
- 事故発生から8時間以内であること
- 約4℃に保たれていること(冷やしすぎは逆効果)
- 冬場は水に氷2〜4個、夏場は5〜7個程度で調整
「ただ冷やせばよい」というわけではなく、適切な温度管理が再接着の成否を分けます。
注意点とNG行為
- 切断部を直接水で洗わない
- 氷を大量に入れすぎない
- 指をそのまま氷に触れさせない
救急搬送先では医師が生理食塩水で洗浄するため、現場では「止血と保護」を優先しましょう。
まとめ
切断指の事故は突然起こりますが、正しい処置をすれば再接着できる可能性があります。
- 圧迫止血と冷却を徹底する
- 指を正しく保存する(直接氷水に入れない)
- 8時間以内に医療機関へ搬送する
これらを守ることで、手術による接合の成功率を大きく高めることができます。










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