消防には大勢の市民が見学のため訪れます。
見学者へのエスコートも消防士として立派な仕事のひとつです。
絶対に「面倒くさい」や「やりたくない」と思わないでください。見学者へは最大限の「おもてなし」をしてください。消防署での思い出は一生残ります。
あなたの市民への思いやりが、いつかあなたの元に恩恵として返ってくるでしょう。
見学内容
見学内容をいくつか紹介します。
ぜひ参考にして下さい。
消防署の説明
管内の消防署の数や、消防車の台数、火災の件数や救急の件数を説明
※大体救急件数の多さに驚かれます。
ここで、住宅用警報機の設置や自宅用消火器の設置を啓発する。警報機や消火器は10年経過したら交換するように説明。
子供には、119番通報の仕方を説明
施設内見学
事務所や食堂、仮眠室を案内する。
事務所では各所属の仕事内容を説明。
仮眠室では、活動服や靴下を履いたまま寝ることを説明。
防火衣ロッカーは防火衣を早急に着れるよう様々な工夫がされていることをいう。たとえばズボンと靴が一対になっていることとか・・・
消火栓を見る。蓋を普段開けることがないので、中身がどうなっているか知らない人が多い。管内の消火栓の数を説明。実際に水を出す等々・・・
消防車見学
消防車に乗車してもらい、車内を見てもらう。
併せて、消防ホースを触ったり持ったりしてもらう。家庭用のホースとの違いに驚かれる。
呼吸器を担いでもらう。防火衣と呼吸器両方で約20kgあることを説明。
水が出るポンプの仕組みや筒先の説明をする。
その他資器材の説明等々・・
消防活動見学
防火衣着装から車両に乗り込み、放水をする現地訓練を見せる。消防士が仕事中どのような訓練をしてるかを見てもらういい機会になります。
防火衣の着る速さや、放水する水量に驚かれます。
できるだけ掛け声、返事は大きく明瞭に行うこと・・
消防士体験
「放水体験」「防火衣体験」「消火器体験」の3つのブースに分けて体験を行う。
放水体験
実際にポンプ車から水を放水し、放水の威力を体験してもらう。
的があれば的に当ててもらう。
防火衣体験
防火衣を着て、防火衣の重さを体験してもらう。子どもの場合は子供用防火衣を着装してもらう。ここで面体や呼吸器を着てもらうと喜ばれます。
消火器体験
水消火器等の練習用を使用し、消火器の使用方法を説明する。
記念撮影
最後に記念撮影をし、思い出を形に残しましょう。
撮影したいが遠慮される方が多いので、こちらから尋ねましょう。
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