レスキュー＆サバイバルノット

救助活動や緊急時において、正しいノットの知識は生命を救うことができます。ここでは、レスキュー＆サバイバルノットの中から特に重要ないくつかを紹介します。これらのノットは様々な目的に役立ち、緊急避難や捜索救助の際に頼りになります。

アルパイン・バタフライ・ノット　Alpine Butterfly Knot

アルパイン・バタフライ・ノットは、ロープの中央に安全なループを作る結び目です。ロープを折り曲げてループを作り、その中で特定の動きをすることで、安定したループを作り出します。

アーティラリーマンズ・ループ・ノット　Artilleryman’s Loop Knot

アーティラリーマンズ・ループ・ノットは、ロープの中央にループを作る結び目です。このノットは、その特徴的な方法でループを形成し、安定した結び目を作ります。

オートブロック・ノット　Autoblock Knot

オートブロック・ノットは、下降や降下時に使用される摩擦ノットです。このノットは、ロープが荷重を支えたり、停止したりする際に摩擦を生じさせることで、安定性と制御を提供します。

バックアップ・ノット　Backup Knot

バックアップ・ノットは、主要なノットに追加してセキュリティを強化するために使用される結び目です。通常、クライミングやロープ作業などで重要な結び目にバックアップ・ノットが追加されます。これにより、もし主要な結び目が緩んだり解かれたりした合でも、バックアップ・ノットが安全性を確保します。

ブレイク・ヒッチ Blake’s Hitch

ブレイク・ヒッチは、樹木登りや下降時に使用される摩擦ノットです。
このノットは、ロープを巻き付けることで摩擦を生み出し、登るまたは降りる際の安定性と制御を提供します。

ボーライン　Bowline

ボーラインは、安全なループを形成する結び目です。このノットは、ロープの端を使ってループを作られます。ボーラインは非常に強固で安定しており、ロープが引っ張られても簡単に緩むことがありません。そのため、クライミングや船舶のセイリングなど様々なアクティビティで使用されています。

ボーラインオンアバイトBowline On A Bight

ボーラインオンアバイトは、ラインの中央にループを形成する結び目です。通常のボーラインと同様に、この結び目もロープの中央に安定したループを作りますが、バイト上のボーラインでは、両端ではなくロープの中央を使用しています。

ディステル・ヒッチ　Distel Hitch

ディステル・ヒッチは、登山用のロープを上昇させるために使われる、滑り止めの結び目です。この結び目は、それぞれの端にループを持つランヤードを使用して作られます。安全なエンドループであれば何でも良いですが、通常、各ループはポーチャーズ・ノットであり、ランヤードを使ってダブルオーバーハンドノットで確保されたループです。

ダブルフィッシャーマンズ・ノット　Double Fisherman’s Knot

ダブルフィッシャーマンズ・ノットは、二つのロープを結合するための結び目です。このノットは、二つのロープの端を使って結び、それぞれのロープを互いに絡み合わせることで作られます。

ファーマーズ・ループ　Farmer’s Loop

ファーマーズ・ループは、ロープの中央に安全なループを形成する結び目です。このノットは、ロープを折り曲げてループを作り、その中で特定の方法で結ぶことで、安定したループを形成します。

フィギュアエイト　オンアバイト　Figure Eight on a bight

フィギュアエイトは、ロープの端にループを形成するための最も強力なノットの一つです。このノットは、ロープを折り曲げて8字の形に結び、その中にロープを通すことで作られます。

ファイアマンズ・コイル　Fireman’s Coil

ファイアマンズ・コイルは、クイックリリースでロープを巻くための方法です。この手法では、ロープを腕や手首の周りに巻きつけ、必要な時に簡単に解放できるようにします。主に緊急時のロープの保管や、急な対応が必要な場合に使用されます。

ハンドカフ・ノット　Handcuff Knot

ハンドカフ・ノットは、二つの調整可能なループを形成する結び目です。このノットは、一方のループをもう一方に通して簡単に調整できるように設計されています。

ムンター・ヒッチ　Munter Hitch

ムンター・ヒッチは、クライミングで使用されるベレーノットの一種です。このヒッチは、ロープを特定の方法で結び、その摩擦を利用して荷重を支えることができます。通常、ロープが急な降下やクライミング中の制動に使用されます。ムンター・ヒッチは、クライマーが迅速にロープの動きを制御し、安全性を確保するのに役立ちます。

オーバーハンドループノット　Overhand Loop Knot

オーバーハンドループノットは、素早く簡単に固定ループを作るための結び目です。このノットは、単純な結び目で、ロープの中にループを形成します。

ポルトガルボーライン　Portuguese Bowline

ポルトガルボーライン（Portuguese Bowline）は、二つの調整可能なループを持つボーラインを形成する結び目です。このノットは、ボーラインと呼ばれる安全なループの結び目を作りますが、一般的なボーラインとは異なり、二つのループを持ち、それぞれを調整することができます。

プルジック・ヒッチ　Prusik Hitch

プルジック・ヒッチは、可動ループを他のラインに固定するための結び目です。通常、プルジック・ヒッチはロープやコードを上下に移動可能なループ（プルジック）として使用され、別のロープやコードに対して摩擦によって安定化させます。

リングベンド　Ring Bend

リングベンドは、ロープやウェビングなどの素材を結合するための優れた結び目です。この結び目は、二つのリングを使用して素材同士を結びつけ、非常に強力な結合を作り出します。

ランニング・ボーライン　Running Bowline

ランニング・ボーラインは、スリップノットの一種です。このノットは、ロープをループ状に結んで、その中にもう一方の端を通すことで作られます。その後、ループを引くことで締めることができ、必要に応じて簡単に解除することができます。

スレッジ・ノット　Sledge Knot

スレッジ・ノットは、物を非常にしっかりと結びつけるための結び目です。このノットは、ロープを複数回巻きつけてから固定することで、強力な結合を形成します。主に荷物の固定や緊急時の応用に使用されます。

スリップシートベンド　Slipped Sheet Bend

スリップシートベンドは、二つのロープを素早く解くための結び目です。通常のシートベンドと同様に、この結び目は二つの異なる直径のロープを結びつけますが、スリップされたシートベンドでは、片方のロープを簡単に解放することができます。これは、ロープが急な必要や緊急時の状況で役立ちます。

スペインボーライン　Spanish Bowline

スペインボーラインは、二重のループを持つボーライン結び目です。この結び目は、通常のボーラインと同様に、ロープの端を使用してループを形成しますが、さらにその中にもう一方の端を通すことで二重のループを作ります。

ストッパーノット　Stopper Knot

ストッパーノットは、ロープの端にAshley’s Stopper knotを形成することで、ロープが通り抜けないようにする結び目です。これにより、安全性が向上します。

ウォーターノット　Water Knot

ウォーターノットは、ウェビング（ナイロンテープやフラットな素材）を結合するための最適な結び目です。この結び目は、二つのウェビングの端をクロスさせ、それぞれを折り返して相手側に通し、結び合わせることで形成されます。

Z-リグ 3:1 システム　Z-Drag 3:1 System

Z-Drag 3:1 Systemは、レスキュー作業や遭難者の救助などで使用される救助システムの一つです。このシステムは、遭難者や物体を引き上げる際に使用され、力を増幅することで効率的に引き上げることができます。
Z-Drag システムは、一般的にプルリーリング（ホーリング）を使用して構築されます。このプルリーリングは、ロープを複数の方向に引っ張るために使用され、Z字型の経路で力を増幅します。このシステムは、3:1の力の比率を持ち、遭難者や物体の引き上げに十分な力を提供します。

ツェッペリンベンド　Zeppelin Bend

ツェッペリンベンドは、二つのロープを結ぶための結び目で、簡単に解けることができる特徴があります。