スローバックの投げ方の手順
準備
- 投てきの位置に到着後、ドローストリングを全開にしてポーチの上部を広げる。
- 調整可能な持ち手をすべて緩める。
- ラインの端を手首や手に固定しすぎないようにする。
投げ方の基本
- アンダーハンドスロー: 短距離や正確な投げに向いている。
- サイドアームスロー: 中距離に向いており、特に障害物がある環境で有効。
- オーバーハンドスロー(フットボールスロー): 高から低への軌道を持ち、短距離での投げに適している。
投げ方の選択
フットボールスローやオーバーハンドスロー:
- 短く制御された投げ方。
- 水上からの短い投げや、立っている場所が水中にある場合、または多くの障害物がある場合に適している。
サイドアームスロー:
- 少し距離が必要な場合に適している。
- リリースポイントが重要で、高いサイドアームを持ち、良い角度で投げるようにする。
被害者への投げ方
- 被害者が流れに乗って降りてくる場合、できるだけ直接投げる。
- 少し上流に投げても大丈夫。
- 被害者にディフェンシブな泳ぎの姿勢を保つように指導する。
- 被害者を先導しようとせず、直接ターゲットにする。
被害者を先導することの危険性
リスク:
- 被害者を先導しようとしてバッグが下流に届いてしまうと、被害者がバッグを追いかけることになる。
- その結果、被害者が下流に向かってアグレッシブに泳ぐ姿勢になる。
危険性:
- 下流に向かうアグレッシブな泳ぎの姿勢は非常に危険。
- 流れの速い水中では制御が難しく、さらに危険な状況に陥る可能性が高まる。
対策:
- 直接被害者に向かって投げる。
- 被害者を先導しようとせず、彼らがバッグを簡単に捕まえられるようにする。
被害者への指導:
- 被害者にディフェンシブな泳ぎの姿勢を保つように指導する。
- バッグが追いつくのを待つように指示する。
要点
- 被害者を先導しない。
- 直接被害者に向かって投げる。
- 被害者にアグレッシブな泳ぎをさせない。
- ディフェンシブな泳ぎの姿勢を保たせる。
アンダーハンドスローの手順
アンダーハンドスローの手順とポイント
ゆとりのある空間:
- バッグを低い軌道で投げるため、自由にバッグを振る必要があります。
リリースポイントの重要性:
- リリースポイントを正確にすることが重要です。
- 高いアーチを描く必要はありません。低い軌道を保ちます。
高いアーチの問題点:
- バッグが空中で高く上がると、被害者に届くまでに時間がかかります。
- 風に流されやすくなり、目標から外れる可能性が高くなります。
リリース時の低い軌道:
- リリース時には低い軌道を保つことが重要です。
- バッグを被害者の上を越えて投げることを目指します。
目的:
- バッグが被害者の上に越えて落ちるように投げます。
- ロープが基本的に被害者の上に落ちるようにすることが目標です。
被害者にロープを確保する方法の指導
ロープのかける位置:
- 被害者の内側の肩(川の中央に近い肩)にロープをかけるように指導します。
理由:
- 内側の肩にロープをかけると、自然にフェリー角度が生まれ、被害者の頭が岸に向かいます。
- 流れが自然に被害者を救助者の方に押しやります。
岸に近い肩にロープをかけるときの問題点:
- 強い流れがある場合、被害者が転倒し、腹ばいになりやすくなります。
- その結果、顔に水をかぶることになり、危険な姿勢になります。
指導のポイント
- 内側の肩にロープをかけるように繰り返し強調します。
- フェリー角度の効果を説明し、被害者の頭が自然に岸に向かうことを理解してもらいます。
- 実際の練習やデモンストレーションを通じて、被害者が適切な位置にロープをかける方法を体験させます。
ブレードテクニックの説明
- ロープの配置:
- 被害者がロープを受け取った後、ロープを腰の後ろと背中の下に回します。
- ロープの巻き方:
- ロープが下流側の腰にかかっている場合、上流側の腰にロープを巻きます。
- 理由:
- ロープが絡まるのを防ぎます。
- 自分が川に引き込まれるのを防ぎます。
迅速なリロードと再投げの手順
- 最初の投げ:
- 被害者が自分の位置より上流にいるときに投げます。
- 投げが失敗してもバッグが既に展開されている状態にします。
- ロープの回収:
- ロープの端を手に持っています。
- バッグを完全に岸に戻す必要はありません。
- ロープを数回素早く引き戻します。
- 再投げの準備:
- 被害者に届く距離までロープを引き戻します。
- ロープを固定し、再び投げる準備をします。
- 再投げ:
- 最初の投げと同じ手順で再投げを行います。
練習方法の補足事項
- 木の近くで練習し、二次的な摩擦要素として使用する。
- 洪水時には固定ポイントの少し上流に立つ。
- ロープを投げる前に「ロープ」と声をかける。
- 被害者に「ロープを肩にかけて」と指示。
まとめ
被害者へのロープの投げ方には、アンダーハンドスローが最も正確で遠くに届く方法です。適切なリリースポイントと軌道を保ちながら、ロープを安全に被害者に届けるための技術を磨いてください。
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